残価設定型のローンには十分に気をつけておきたい

ディーラーでのローンは一般的に銀行マイカーローンと比べると金利が高くなりがちですが、ディーラーでのローンでも銀行マイカーローンと同等、あるいはそれ以下での金利でローンが組める場合があります。

 

通常のローンではなく残価設定型のローンとなり、キャンペーン時の金利などを見ると1%台での低金利で手軽にローンが組めます。ただ、残価設定型のローンは通常の車のローンとは性質が異なり、そもそも車の「購入」といった面で見ても大きな違いがあります。

 

金利だけを見てしまい何も考えずに残価設定型のローンを利用すると後々で失敗したと感じてしまう場合があるため、残価設定型ローンを利用する際には基本となる部分をしっかりと知っておき、低金利の銀行マイカーローンと比較をするようにしましょう。

 

残価設定型ローンとは何か

そもそも残価設定型のローンとは何かといった部分ですが、これは通常のローンは車を購入する代金の全て、あるいは一部に対してローンを組むのに対し、残価設定型は予め下取り額を設定した上で残りの金額でローンを組むため、ローンを組む代金自体に違いがあります。

 

お車を一定期間使用した後の推定下取額(据置額)を車両価格から差し引き、残りを分割払いするオートローンです。
引用元:https://www.orico.co.jp/loan/autoloan/residual/

 

車の購入にかかる全額でローンを組むわけではないのでローンの契約金額自体は小さくなり、支払いの負担自体も軽くできる良さはあります。ただ、残価設定型でローンを組んだ時点では車は自分の所有物ではなく、下取り額が予め設定されているために購入した車に余計なカスタマイズや譲渡はできません。

 

何より残価設定型ローンの期間が満了したタイミングで契約どおり車を下取りに出して残価を清算するか、または下取り額や諸経費に相当する金額を支払って車を買い取り、正式に自分の所有物とするかを選ばなければなりません。

 

下取りに出せばローンは清算となりますが、車が必要なら新たに買い替える必要があります。ディーラーや販売店側としては残価設定型なら一定のサイクルでの車の買い替えが期待できることから、残価設定型のローンでは通常のローンと比べて金利を低くできるという側面があります。

 

下取りに出さないなら残額を一括で支払う、または決して低くはない金利で残額のローンを組むことになるため、下取り額が当初の想定よりも下がらないこと、残価設定型ローンの期間満了時に車を買い替えるといったことを決めていないのであれば、デメリットが大きくなりやすいので注意が必要です。

 

車は借りている状態となる

残価設定型のローンでは車の所有権は自分自身にはない場合が多いため、ローンの支払い期間中に車に勝手に手を加えたり、譲渡をしたりといったことができません。また、借りている状態となるために傷や凹みをつくってしまえばその分はしっかりと弁償をしなければならず、どうにも自由度が低い欠点もあります。

 

ローンの支払いが終了した時点で車を買い取るなら自分のものとなりますが、残った金額、つまり予め設定がされている下取り額を支払わなければならないため、結局は高い金利でのローンを組む必要が出てきます。

 

一括で支払えばローンを組む必要はなくなりますが、予め設定がされている下取り額は車の代金の半分程度となっている場合も多いため、なかなか一括で簡単に支払える金額ではありません。

 

また、残価に対しても金利がかかるような設定となっている場合もあり、残価設定型ローンは以下のように当初の計画通りに進められない限りはデメリットが大きくなるとも言えるために注意が必要です。

 

  • 車の状態に問題がなく下取り額が設定通り
  • ローン支払い終了時点で車を手放す、または買い替える

 

下取り額が設定通りというのは難しい場合も

残価設定型のローンではなるべくローン自体を組みやすくするため、ローンの金額を少なくする、つまり下取り額を大きめの設定する販売店もあります。ローンの契約額が少なくなれば審査の基準もそこまで厳しくならないため、より多くの方に車が売れるためです。

 

販売店、ディーラーとしてはローンの貸付云々は知ったことではなく、どれだけ車を売れるかに全てがかかっています。車を売るためなら多少は無理のある下取り額でも残価設定ローンを組ませようとする可能性もあるため、残価設定型のローンを組む場合には自身でもしっかりと確認をしなければなりません。

 

無理のある下取り額ではローンの支払い終了時点で差額が生じる可能性が高くなり、追加でお金を支払う必要が出てきます。それでは低い金利で残価設定ローンを組んだ意味もなくなってしまうので、よく分からない方であればなるべくなら利用をしないほうが良いでしょう。

 

もし利用をしてしまっているなら銀行マイカーローンへの借り換えも残価設定型からでも可能となっている場合もあるので、下取り額が目減りしないうちに早めの借り換えを考えるようにしてください。

 

まずは銀行マイカーローンで仮審査を受け、借り換えとして使うかを考えると残価設定型からの借り換えもスムーズに進むようになります。
マイカーローンの比較情報ならこちら:http://xn--ecko5mkc4a4cb7261jdgyc.jp/

 

走行距離が多い方は特に注意が必要

毎日の通勤で車を使う、週末もドライブで走行距離がどうしても増えてしまうといった方も、残価設定型のローンには注意が必要です。

 

残価設定の下取りに関わらず、基本的に車は走行距離が長くなればなるほどに下取り額が安くなっていくため、残価設定型ローンを組んだ時点での想定する走行距離よりも大幅に多く長くなってしまっていれば、ローンの支払い終了時点で下取り想定額との差額、支払う金額が大きくなってしまいます。

 

金利が低いために魅力を感じやすい残価設定型のローンですが、上記以外にも様々な問題点やデメリットもあるので、利用をする際にはしっかりと確認してからリスク等も知った上で契約を進めるようにしてください。

 

分からないことがあれば分からないままで契約をするのではなく、よく確認をし、納得をした上でローンを組むのが失敗をしないための基本的なポイントです。